12月10日(水)、キャリアデザイン講義の「実学イノベーション講座」において、毎日放送(MBS)報道情報局長の羽根俊輔氏をお招きし、特別講演を実施しました。
羽根氏は、長年にわたる報道の最前線で取材・報道統括に携わられたご経験をもとに、「SNS時代におけるテレビ報道の役割」や「選挙報道をめぐる課題と改革の試み」などについて、具体的な事例を交えながらお話しいただきました。兵庫県知事選挙や参議院選挙報道の実践を通じて、量的公平から質的公平への転換、ファクトチェックの重要性、報道における責任と自律のあり方などが示され、学生にとって報道の現場を現実的に理解する貴重な機会となりました。
講演後の質疑応答では、学生からメディアの信頼性、SNSとの関係、報道の中立性、将来の報道業界の展望などについて多くの質問が寄せられ、羽根氏には一つひとつに丁寧に回答いただきました。学生にとって、情報を受け取る側として、また将来社会に関わる主体としての姿勢を考える契機となる講義となりました。





