11月18日(火)・19日(水)の2日間、東京・お台場の日本科学館にて、2021年より開始されたバンダイナムコグループと本学社会学部SDG研究推進室を含む13のパートナーによる共創事業「ガンダムオープンイノベーション(GOI)」の成果報告会が行われました。本事業は、盛況のうちに終了した『EXPO2025 大阪・関西万博』の『GUNDAM NEXT FUTURE PAVILION』内でもその成果の一部が活かされており、未来社会を体験できるアトラクション型のパビリオンとして好評を博しました。
SDG研究推進室では、これまで3年にわたり様々な学術研究とともに、学生ベンチャーである(株)ヴェリダスによる社会実装を進めてきました。今回の成果発表会では、『君は、生き延びることができるか? スペースコロニー時代に向けた挑戦』と題し、天野健作教授、立花晃教授、福田美紀准教授とともに、講演とパネル展示をおこないました。
初日には、公認プロジェクトの一つである『TEAM SPACE LIFE』より、これまでの進捗や今後の可能性について発表があり、東京理科大学の木村真一教授からは『宇宙で暮らす宇宙世紀を創る』と題し、来たるべき宇宙時代の人々の暮らしについて、いよいよ現実味が帯びてきたことが紹介されました。
2日目の講演で天野教授は、宇宙世紀で描かれるオニール型スペースコロニーを例に、人口増大や異常気象、水資源問題など現代社会の課題を指摘。宇宙ではより厳しい資源制約があるため、それらを見据え、地球で持続可能な循環型社会を構築する重要性を強調しました。
続いて立花教授からは、本学の所在地である吹田市を「地上版スペースコロニー」と位置づけ、学生主体でフェアトレードコーヒーの提供やフードロス対策、本学でも学祭やオープンキャンパスで好評を博した「すいたぶるラーメン」を開発、販売するなど社会実装を進めた事例を紹介しました。
これまでの成果や取り組みの進捗については、今後、学術報告誌『地球・宇宙・未来』でも逐次報告していく予定です。






