11月10日(水)阪急電鉄株式会社専務取締役・野村欣史さんをお招きし、政治経済学部、理工学部1年生対象の実学講座を実施しました。
冒頭、野村先生は阪急電鉄(株)様の創業者である小林一三氏の足跡を紹介されました。当社の鉄道事業を中核とし都市開発・流通事業・娯楽事業が一体となった経営モデルは小林一三氏によって形作られたものであることがわかりました。
ご講演の中盤、1991年をピークに鉄道の乗降者数が減少している点を野村先生は指摘されました。その原因として先生は関西を拠点としていた企業が東京へ移転し、企業人口が減少したことを挙げられました。
このような逆風の中に立たされながらも、阪急電鉄は、新駅を次々新設し町づくりと融合させながらたくましく事業を展開していきました。野村先生はその道のりを具体的にわかりやすく語っていただきました。
最後に、学生が阪急電鉄の他社にはない魅力は何ですかと質問しました。これに対し、野村先生は開口一番、スピードではJRに負けるかもしれないが「快適さと安全性です」とお答えになり、さらに「綺麗な車内と行き届いたサービス」が売りだと付け加えられました。