10月31日に実施された第49回衆院選では、社会学部1年生28人が、産経新聞社などが行う開票集計作業のお手伝いをしました。
学生たちは午後3時すぎに産経新聞社大阪本社に集合。選挙速報の要である開票日の集計作業がどのように行われるのかなどの説明を受けた後、有権者数733万人、小選挙区は19に分かれる大阪府下の各方面に散らばり、1人1自治体を受け持ちました。
自治体の開票センターで、学生たちは産経新聞社の腕章をつけて、投票締め切りの午後8時ごろから待機。広い体育館のようなスペースで自治体職員らが行う開票作業の結果、仕分けられた各候補者、各党の得票数の数字をチェックしました。そうして、スマホの専用アプリを使って、午後9時すぎから翌午前2時ごろまで刻々とデータを産経新聞社に通知しました。
新聞社側は学生らが報告したこのデータに基づき、どの候補者が当確なのかを決めており、学生らはまさに「1票の重み」を感じながらの作業になりました。
携わった19歳の女子学生は「これだけ多くの人が選挙に携わっているのを実感。開票センターの外には警察官まで待機し、警備していました。これまで投票も一度もしたことがなかったので、学ぶことが多かった」と話しました。
学生は「集計報告の途中で何度も新聞社側から報告した数字が間違っていないかの確認の電話がありました。正確な報道を期するためにこれほど作業が緻密に行われているのかを体感できた」と話しました。