6月16日（月）の政治経済学部「キャリア研究Ⅱ」では、山崎拓先生による『わが国の外交・安保政策概論』の第８回講義が行われました。今回のテーマは、最近のトランプ大統領によるアメリカの自国第一主義や高関税政策、中国の武力による現状変更や台湾統一への動き等に対する日本およびアジア諸国の対応と連携についてでした。

5月4日に行われた東南アジア諸国連合と日中韓3か国（ASEANプラス3）の財務相・中央銀行総裁会議において、保護主義の高まりは経済を分断させ、貿易や投資に影響を与えるとし、世界貿易機関（WTO）ルールに基づく自由で公正な多角的貿易体制が再確認されたことや、5月31日から6月1日にかけて行われたアジア安全保障会議（シャングリラ会合）において、中谷防衛大臣がOCEAN（One Cooperative Effort Among Nations）の精神で国際公共益を増進する構想をスピーチで表明したこと等についてお話し頂きました。

学生たちは、山崎先生に最新の世界情勢をわかりやすく説明して頂いたことで、世界の動きと自分たちの将来について高い意識をもって考える良い機会となりました。

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