6月18日(水)、政治経済学部では、サントリーホールディングス株式会社 サステナビリティ経営推進本部 シニアアドバイザーの山田 健先生をお招きして、実学講座を開催いたしました。テーマは「沢山の人々、沢山の生き物たちと共に創る未来~サントリー天然水の森を舞台にして」です。
天然水はサントリーにとって事業の生命線であるため、良質な地下水=天然水を守ることを基幹事業と位置づけていること、そして地下水涵養のためには森林整備が極めて重要であり、その鍵を握るのは、雨水の「蒸発散量の適度な抑制」と「健全な森林土壌の育成」であるとの説明がありました。
また、全国で約12,000haにも及ぶ「サントリー天然水の森」活動についての具体的な紹介があり、サントリーの社員をはじめ土地の所有者や各方面の専門家や技術者、農家やNPOなどといった多様な主体との協働により進められていること、健全な森林土壌の維持には様々な生き物たちの存在と活動が不可欠であること、そして植物・動物調査、間伐や植樹などの多岐にわたる取り組みが生態系のバランスを守るために役立っていること、など学びの多い充実した講義となりました。
学生からの質問に対しても、大変丁寧にお答えいただきました。