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ニュース: 研究・教育

<理工学部>アメリカのルイビル大学 頼 徳霖教授による講演会を実施しました。

2025年6月2日

本学 理工学部建築学専攻の包 慕萍教授の研究室でアメリカのルイビル大学頼 徳霖教授

による講演会を実施しました。

この講演会は、“中国古典庭園と現代建築デザイン”というテーマで包 教授が企画・運営を行いました。

頼 徳霖教授は、1996年に包 教授と知り合い、2018年には、書籍『中国近代建築史』(第5巻)を共著し、中国国家図書賞を受賞しています。

講演会では、西洋と中国の庭に対する意識・思想の違いについて講演をいただきました。西洋では、生活の中の休憩場所として庭が作られる一方で、中国では命と同じように、生活の本質的なものとして扱われ、庭のデザインも一人ひとりの生き方を表していることについて述べられました。

それに伴い、建築物の設計でも、西洋は、建物と庭が扉で仕切られている構造になっている一方、中国では、建物と庭の扉を外せる構造になっており、仕切りをなくすことで庭を生活の一部ととらえるような建築設計になっていることについてもご説明いただきました。

日本では、滋賀県に、中国の世界的建築家I.M.ペイ氏が「桃源郷」をイメージして設計した建物が特徴的な「MIHO MUSEUM」があることについても触れ、春夏秋冬どの時期も、庭の本質を感じることができるためぜひ、訪れてほしいと述べられました。

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