4月21日（水）、政治経済学部「キャリア研究Ⅱ」において、元衆議院議員であり、かつ自由民主党副総裁や防衛庁長官等を務められました山崎拓先生〈本学特任教授〉によるご講義『わが国の外交・安保政策概論』の第6回「2025年（戦後80年）トランプ米大統領の再登板とわが国の外交・安保政策の見直し（国際協調主義 → 一国主義）」が行われました。

今回のご講義では、再登板したトランプ大統領（第2次トランプ政権）に対して、日本がどのような対応を採っていくべきかとの問題に対する検討が行われました。その際には、次の3つの論点である「国連中心主義の動揺‐国連安全保障理事会常任理事国（米・英・仏・露・中）の出方‐」、「日米首脳会談と日米同盟堅持」、「アジアの一員‐自由で開かれたインド太平洋‐」が提示され、これら3つの論点から日米関係における今後の日本の立ち位置などについての考察が行われました。

今回のご講義では、現在、正に動いている日米関係の新たな展開に対して、山崎先生のこれまでの外交上、さらには安全保障上のご経験も基づくご見解を聞くことができたかと考えられます。そのため、受講生にとっては、日米という2つの国の国際関係に対する新たな視点からの考えを持つことができるようになり、大変有意義なご講義を受講できたかと考えられます。