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ニュース: 研究・教育

<保健医療学部>看護学科 卒業生との対談シリーズ 「医療・命・心に真摯に向き合う」

2025年5月5日

看護学科4期生の卒業生である“平子里菜さん”をお招きして、医療や人生の向き合い方についての貴重なお話しを伺いました。平子さんは、在学中に看護師の資格を取得し、卒業後は畿央大学教育学研究科に進学しました。大学院では、子どもの脳や身体の発達や人々のストレスについて学修を深めながらHSPに関する研究を進め、養護教諭の資格も取得されています。

平子さんは幼いころから「人を救いたい」という強い思いをもち医療職をめざしていました。目標に向かっていた高校生の頃に突然の病に襲われ、壮絶な闘病生活を乗り越え、本学の看護学科に入学されました。1年半に及ぶ入院生活の中で、「自分だけが社会から取り残されていく」寂寥感や心の叫びに向き合い、自問自答しながら過ごされていました。そのような中で、心身の苦しみから解放される時があり、

それは、友人や看護師と話しをしているときだったそうです。どのような辛い状況下におかれても人との温かい繋がり=コミュニケーションが人の気持ちを癒し元気づけてくれる、まさにコミュニケーションは“魔法の力”だと語ってくださいました。

大学院卒業後は、保育園看護師や養護教諭として子どもたちの心に真正面から向き合ってきました。

平子さんのポリシーは、「一生涯何があっても自分らしい人生を諦めずに理想の人生を送れるよう、自分で心身のコントロールができる」という信念のもとに、人間の心の成長に繋がっていくように働きかけています。

現在は企業に勤務し幅広い年齢層の方々に、“ライフプランナー”として、人の一生に寄り添い支える仕事をされています。

「人生を列車に例えると、私は真っすぐな線路を走って来ることができなかった。回り道をしてゆっくりと走っていくことで、見ることができない人生の景色に出会えた。このことは、私の人生の糧に繋がっている」笑顔で語る平子さんは輝いていました。

平子さん、貴重なお話しをありがとうございました。これからも教員一同で応援しています。

今後も素敵な先輩たちをご紹介していきます。

写真中央が平子里菜さん(保健医療学部 看護学科4期生)

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