大学生活全てが糧になります。
チャレンジを楽しんで!
現在の仕事内容について教えてください。
大阪府立の高校で1年生の担任をしています。授業は1年生と3年生の数学を担当しています。
校務分掌は生徒指導部で、主に1年生の生徒指導の業務に携わっています。
部活動は男子バスケットボール部の主顧問をしています。
現在の道に進んだきっかけは何ですか。
始まりは覚えていませんが、少なくとも小学校の卒業アルバムの将来の夢の欄には「学校の先生」と書いてありました。その後もずっと漠然と教員になりたいという気持ちは持っていましたが、中学校や高校で友達に勉強を教えるときに「教える楽しさ」を強く感じ、教育学部に進むことを決めました。
仕事をするうえでやりがいを感じるのは?
生徒と新しい学びや発見を共有したときです。
小中高どの校種でも同じだと思いますが、この時期の子どもは様々な新しい学びを経験します。その過程で共に協働したり、時には手助けしたりして、新しい学びや発見を共に共有できたときにとてもやりがいを感じます。生徒の「○○ができた!」というときの表情を見ると、この表情が見たくてこの仕事をしているのだなと強く思います。
学生時代の特に印象に残っている出来事は?
様々な経験をさせていただきましたが、一番は教育実習です。私は元々ずっと塾講師のアルバイトをしていて授業自体は経験していたり、1年次のヤマトプランで学校現場にも入らせていただいたりしていたので、そこまで不安感はなかったのですが、やはり実際の現場は違うなと強く感じました。
また、私は小学校と中学校の2校種の教育実習をさせていただいたのですが、子どもの様子はもちろん、先生や学校の雰囲気にも大きく違いがあったことが特に印象に残っています。その経験を経て今は高校で勤務しています。
大和大学での学び・経験はどのように活かされていますか。
2つ挙げるとすると「特別支援の学び」と「和纏祭実行局の経験」です。今の時代、支援学校に限らず個別の支援を必要とする児童生徒は多く在籍しています。これは小中高どの校種にも言えることだと思います。大和大学では特別支援教育の学びが充実しているので、特別支援学校教諭の免許を取得していない私でもそれなりに知識を蓄えることができ、今も仕事に活かすことができています。
また私は大和大学の学園祭である和纏祭の運営団体である和纏祭実行局に所属し幹部も経験しました。そこで得たノウハウは昨年度の校務分掌である生徒会部の仕事で、体育祭や文化祭の業務に活かされました。
大和大学「教育学部」の魅力について教えてください。
私は大きく「複数免許が取得できる」「圧倒的なサポート」の2つがあると考えています。
大和大学の教育学部は、最大で4つの教員免許を同時に取得することができます。複数免許が取得できること自体も魅力ではありますが、裏を返せば様々な校種の勉強をすることができるということも示しています。上記の通り、どの校種においても支援を必要とする児童生徒はいるため特別支援教育の勉強は必要不可欠です。また特に私の専門科目の数学は、授業を行う上で校種を超えた学びの繋がりを意識すること私は心掛けています。そのため、中学や高校で勤務するとしても小学校でどのような学びをしているのかを知っておくのは大切なことだと思います。
また、学生も教職員も全員が「教員になる」という一点に向かっています。
普段の講義では、教員になったときを想定した講義が多く展開されています。そして教員採用試験が近付くと学科試験や面接試験、小論文まで採用試験に必要なすべての指導をしてもらえます。学生側はもちろん、教員側も本気でサポートして下さっていることが伝わってくるからこそ、全員で一致団結して教員採用試験に挑むことができたと感じています。
今だから言える、大学生時代にやっておいたほうがよかったと感じることがあれば教えてください。
1つ目は教科の勉強です。働いてからだとあまり時間が取れないので、時間のあるうちに教科の実力は高められるところまで高めておいた方がいいと思います。また、学校によってはいきなり高いレベルの教科指導が求められることがあるのでなおさらです。
2つ目は、とても個人的なことですが、普通自動車免許をとっておくことです。公共交通機関の発達に伴って自動車免許を取らない人が増え、私もその1人ですが、大阪で勤務していても家庭訪問等で必要になる場面が多々あります。上記の通り、働いてからだと時間が取れないので、時間のあるうちに取っておくことをおすすめします。私は取っておけばよかったと後悔しています
今後の見通しや目標など
今年度から、初めての担任、初めての生徒指導部を経験しています。わからないことだらけで日々勉強しています。手探り状態ではありますが、生徒ともに成長していき、今私が担任をしている学年の卒業を見送るのを目標に頑張っていきたいと思います。
在学生・進路に迷う高校生へのメッセージ
私はオープンキャンパスにいらっしゃった高校生や大学の後輩によく言うことがあります。それは「いろんなことにチャレンジしてほしい」ということです。大学生というのは大人に庇護された状態でいろんなことができる最後の機会です。社会人になってしまうと何事にも責任が付きまとい、失敗は自分で挽回する必要があります。ただ、高校生や大学生はまだ大人の庇護下にあります。失敗してもまだ大人が守ってくれます。様々なことに不安があると思いますが、今のうちに様々なことにチャレンジしてください。応援しています。