




















高校時代は卓球部の副部長を務める。決して強い学校ではなく、部員数も少なかったが、試合で少しでも勝てるよう注力。当時、夢は特になかったものの、責任あることをしたいと漠然と考えていた。少人数で先生との距離が近く、気軽に相談できる環境だと感じ、大和大学に進学する。
大阪府立阿倍野高等学校 出身

「大学時代に何か大きなことをしたい」と思い、大和大学の学祭である和纏祭の実行局に参加。和纏祭実行局は、学祭当日にスムーズに運営し、来場者の方々に楽しんでもらうための事前準備を行う団体です。元々、みんなで和気あいあいと楽しむ雰囲気が好きだったため、自分に向いていると思いました。
実行局では、局長を担当。一人に仕事が集中しすぎないように、できるだけ平等に役割を分担するよう努めました。また、幹部同士がスムーズに助け合えるよう、一体感を育む雰囲気づくりを意識。和纏祭当日、大勢の来場者の楽しそうな顔を見たときは、一生懸命準備してきてよかったと感じました。過去最大規模の和纏祭となり、大きなトラブルや事故もなく、安全に最後まで開催できてホッとしています。

今回の和纏祭で特に印象に残っているのは、女優の福原遥さんを招いた「タレントステージ」です。私は入口の整理を担当しましたが、約1000人の来場者を大きな混乱なくスムーズにアリーナ内に案内できました。当初、タレントステージのチケットの売れ行きが芳しくなかったため、大和大学周辺のお店の方々に協力をお願いし、告知ポスターを掲示してただきました。その結果、チケットの売れ行きを伸ばすことができました。


和纏祭実行局の局長という立場から、自分が最終的に判断しなければならないというプレッシャーがありました。どんな決断が和纏祭にとってプラスになるのかを考えるのは、とてもいい経験でした。また、幹部のメンバーと「今の和纏祭に足りないものは何か」「何を準備すれば当日円滑に進むのか」を話し合いながら考えたことで、大きく成長できたと感じています。

一連の経験を通じてわかったことの一つは、自分が仕事を割り振るのが得意だということ。局長として、公平な役割分担を心がけました。しかし、幹部間で「報連相」を徹底し、最新情報を共有する仕組みづくりには苦戦。それぞれが自分のやることに集中しすぎて連絡を忘れることが多かったため、“報連相”を意識しながら対応するようにしました。


和纏祭を終えて思うのは、チャンスがあれば勇気を持って手を挙げることが大事だということ。難しく思えることでも始めてしまえば「最後までやりきるしかない」という使命感と責任感が生まれ、意外と何とかなるものです。また、まわりの仲間を心の底から信じて行動することの大切さも学びました。


高校時代は特に「これ!」といった活動はしていませんでしたが、和纏祭実行局でさまざまなことにチャレンジしたことで、自分に自信が持てるようになりました。また、それまで一人で考えることが多かったのが、周囲の意見を積極的に聞くようになり、「自分一人の行動がまわりに迷惑をかける可能性もある」という意識を持ちながら行動できるようになりました。そのほか、高校時代と比べて、積極的にいろいろなことに挑戦するようになったと思います。
大和大学には、困ったとき助けてくれる人がたくさんいます。和纏祭でも先生に相談すると、とても親身に対応していただけました。急な訪問にも嫌な顔をされず助けてもらえたことが、本当にうれしかったです。大和大学はまだ新しい大学なので、「これから伝統をつくる」という意識を持った人が多く、助け合いの精神が根づいているのも魅力です。個性豊かな先生や局員、友だちに出会えたことで刺激を受け、大きな成長につながりました。

今後の目標は、実行局員全員が一丸となって、来年の和纏祭をさらに盛り上げること。今年以上に規模を拡大し、よりよい学祭を手がけていきたいと考えています。卒業後は、和纏祭実行局の局長という経験を糧に、さまざまなことに挑戦していきたいです!


やり遂げました!