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教員の紹介
山置 俊彦

学部 理工学部
学科・専攻 電気電子工学専攻
専門・研究 分野 応用計測
主な研究テーマ 吸収情報イメージング
学部担当科目 電気機器工学、発変電工学、電気回路演習
具体的な研究内容・特徴 従来、散乱光は光信号としては使われてきませんでした。その散乱光を積極的に制御、活用することで、生体組織や散乱媒体の内部に分布した吸収情報を投影画像として抽出し、それらの投影画像を計算負荷が小さく高速で処理できる逆投影法等により再構成するイメージング技術の研究を行なっています。光情報記録メディアや、X線を使用しない小型、軽量な生体の断層画像撮影機器への応用などが可能となります。
研究がどのように未来の世界を変えるか・貢献できるか 散乱光を用いた吸収情報イメージング技術は、光記録メディアや生体断層画像撮影に応用が可能です。光記録メディアへの応用では、紙のような薄さのフレキシブルな媒体にセキュリティが高くかつ大容量の情報を記録することが可能となります。また生体断層画像撮影への応用では、X線を照射することなく、しかも計測時の人への負担も非常に軽くできることに加えて、小型、軽量な機器で高速な画像診断が可能となることが期待できます。将来的には安全で薄くフレキシブルな記録メディアや小型、軽量な断層撮影装置をウエアラブルな機器として負担なく身につけながら生活できる環境が実現できるのではないかと考えています。
主な研究業績 強度比分布抽出法と逆投影法を組み合わせた吸収情報イメージング技術により、散乱媒体内部の吸収情報を効率的に抽出し、再構成できることを検証した。
メッセージ 吸収情報イメージング技術の研究にはシミュレーション技術が必要になるので、卒業研究ではプログラミング言語を用いたシミュレーションソフトの開発を行います。研究をとおして卒業後も積極的に自ら新しいことを学ぶ姿勢を培ってもらいたいと思っています。いっしょに新しいことへチャレンジしましょう。
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