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TEACHERS

教員の紹介
岩本 一善

氏名 岩本 一善
職位 教授
学部 社会学部
学科・専攻 社会学科
専門・研究分野 コミュニケーション、メディア
研究キーワード コミュニケーション、メディア、ポスト・トゥルース
学部担当科目 「社会学入門Ⅰ」「人間関係論」「メディア情報学概論」「コミュニケーション論」「インターネットコミュニケーション論」「マルチメディア論」「メディア環境論」
関連リンク
学位 文学修士
実務経験
現在の研究内容・課題 私の専門は「コミュニケーション論」で、なかでも主に人間同士のコミュニケーションを対象とする文化科学系統の一分野ということになります。要するにそれは、人と人との間に「コミュニケーション」が成立しているというのはどのような状態であると説明できるのか、またそれが成立するためにはどのような条件が必要とされるのか、それを妨げる要因としてどのようなものが考えられるのか、言語をはじめとした人為的なメディアがそれを媒介した時にどのようなことが起こるのか、などといった理屈をあれこれ考えるものだと考えていただければ大過はないかと思います。それが何の役に立つのかと問われれば、非常に答えに窮するところではありますが、限られた私の知能で考えることができる範囲でも、十分におもしろいものだということは自信をもって言えます。 またここ数年は初心に立ち返りW・リップマンの著作を読み直すことで、大学で学んだ(マス)コミュニケーションについても考えることが多くなってきました。具体的には、ある出来事が、私たちが共有する「事実」として伝えられるまでの過程にどのようなことが起きているのか、またいわゆる「ポスト・トゥルース」と言われる事態とはどのようなものなのか、などということに対する興味関心です。世論の形成に、客観的事実やエキスパートの知識や経験ではなく、感情や個人的な信念が影響を与えている状況、これにどのように対処していくべきなのかという疑問が、そのような興味関心を抱く契機となりました。
主な研究業績
  • 「アメリカ合衆国におけるファクトチェック・ジャーナリズム組織とそのウェブサイトに関する報告」『大和大学研究紀要第3巻政治経済学部編』(2019)
  • 「人間コミュニケーションに関する断章」『神戸山手短期大学紀要』第56号(2013)
  • 「コミュニケーション論講義(3)」『神戸山手短期大学紀要』第55号(2012)
  • 「人間コミュニケイションにおける遊戯的諸様相に関する一試論」『山手国文論攷』第24号(2001)
  • 「テクスチュラル・コミュニケーション――伝達・共有、兵站術から表面へ――」『マス・コミュニケーション研究』第46号(1995)
  • 「2016年以降のアメリカ合衆国の事例を中心とした『ポスト・トゥルース』的状況に関する概況 ー情報の平準化とオーセンティシィティの衰退ー」『大和大学社会学部研究紀要』(2021)
主な所属学会 日本メディア学会、日本社会学会、関西社会学会、関東社会学会、日本コミュニケーション学会