12月11日(木)、竹中大工道具館 学芸部部長・主任研究員の坂本忠規氏をお招きし、建築学専攻の2年生に特別講義を実施しました。
竹中大工道具館は、大工道具を文化遺産として収集・保存し、研究・展示している日本で唯一の博物館として、スーパーゼネコンの竹中工務店により1984年神戸市に開設。昔の「匠」の技と心を伝えるさまざまな展覧会や講演会、セミナー、体験教室などを定期的に開催されています。
今回の講義は、12月20日(土)に同館を訪問するための事前講義として、「ものづくりの日本建築史」をテーマにお話しいただきました。木の材質と建築道具の進化に着目し、「法隆寺の扉はなぜ厚いのか?」「日本の大工道具に種類が多いのはなぜ?」など、学生の興味・関心を引き出させる問いかけで、日本が世界でも稀に見る道具の発達を遂げてきたことを解説いただきました。
学生たちは、世界の建築事例や昔の道具を実験的に使用した様子などを動画を交えて紹介いただくことで、道具の発達とともに建築の技術も向上し、新たな表現が生まれてきた建築の歴史を学ぶ貴重な経験となりました。
<竹中大工道具館の詳細は、こちらをご覧ください。>






