第4回は、大阪市都島区にある、なないろ訪問看護ステーション 代表取締役/管理者である 長谷川 泰子 先生をお招きして「生きるを支える訪問看護のやりがい」をテーマに訪問看護の魅力についてご講義をいただきました。
なないろ訪問看護ステーションでは、たくさんの方が「最期まで自分の家で暮らしたい」と望んでいます。ですが、在宅医療のことを知らなかったり、家族に面倒をかけまいと諦めてしまったりして、それができない方もたくさんいます。なないろでは、そんな方々の持つごく自然な「家で暮らしたい」という願いをかなえるためのお手伝いをしています。
長谷川先生からは、訪問看護を通じて対象者様の人生や希望に寄り添うことの大切さや、100人の対象者様に対して100通りのアプローチがあることをご教示いただきました。また自宅での看取りに関わることの貴重さや、対象者様が安心して過ごせるよう支えることが訪問看護師のやりがいであると語っていただきました。 学生からは「その人がその人らしくという考え方が自身の看護観と一致していることを実感し、今後の看護に対する意欲が高まった」「どのライフステージにいる人でも、その人らしくあるために私ができることを常に考える看護師になりたいと思いました」等の記述がありました。