言語聴覚学専攻の1年生を対象にした発声発語系医学の授業にて、のどの模型を作成しました。
言語聴覚士は、どのように声が作り出されるのか、その現象を解剖学的に理解し、患者さんの悩みと向き合う必要があります。そのためには、のどがどのような形をしているのか、筋肉がどのようにつき、どのように声帯(声を出すための組織)が動くのかをイメージすることが大切です。
しかし、絵ではなかなかその構造や動きをイメージすることはできません。そこで、発声発語系医学の授業にて、1年生のみなさんで、のどの造りをイメージしやすくするために模型を作成しました。模型作成にあたっては、筋肉がどこの組織についているのか、立体的な造りに苦戦している方もいましたが、45名全員でそれぞれの模型を完成させることができました。
これで、声帯を動かす筋肉の位置や役割もばっちり整理できます。今回の経験を、国家試験への知識だけでなく、言語聴覚士になってからも役立ててほしいと思います。

