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教員の紹介
倉谷 優美

学部 理工学部
学科・専攻 建築学専攻
専門・研究 分野 近代建築史/西洋建築史/建築設計/デザイン
主な研究テーマ 詳細図からみる近代建築
具体的な研究内容・特徴 建築の図面には、一般の人にも理解できうるものと、高度な建築的知識を要しないと理解できないものがあります。本研究は、多様な建築図面の、主に20世紀前半の鉄骨造建造物の図面を読み解きながら、新しい知見を得ようとするものです。この時期は、鉄骨造技術における初期の例が生まれた頃であり、造形的・技術的に特筆すべき点が多数存在します。また、現存する古い鉄骨造構造物と、実物が現存しない鉄骨造構造物の図面を研究すると、現存しない構造物が実際はどのようなものだったのか想定するのに役立ちます。
研究がどのように未来の世界を変えるか・貢献できるか 長年人々に親しまれ、稀有な存在の建造物であっても、取り壊しは進みます。古い建物の現物の多くを後世に残すことができないため、本研究は、史料を構築し、知的財産として後世に残すことを目的とします。前時代の建造物と技術の粋は、当時の社会情勢とエンジニアの努力により、意匠設計や部材効率、合理性において、研ぎ澄まされたものがあり、現代及び未来においても示唆に富むものです。
メッセージ 私は、芸術分野に関心があったものの、手堅く仕事に就けると考え建築分野に進みました。ルネサンスの建築家は、建築外の分野でも様々な貢献をしました。建築を学ぶと、音楽、ファッション、グラフィックなどもできるとも言われ、私が建築分野に進むひとつの動機付けとなりました。建築学専攻で得る学びは、今後のみなさんの人生や生活に直接的に役立つことも沢山あります。建築においては、広い教養を問われる側面もあり、「建築は、文学だ。」と言う建築家もいます。大学では、関心のある一般教養科目も履修でき、みなさんの関心の赴くままに学問に励めば、そこから得たものは、いつか必ずみなさんを助ける糧となります。
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