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教員の紹介
北村 章

学部 理工学部
学科・専攻 情報科学専攻
専門・研究 分野 ビッグデータサイエンス、AI応用、シミュレーションと最適化
主な研究テーマ システム最適化、データマイニング、機械学習
具体的な研究内容・特徴 1.看護師と看護ロボットによる病院の最適ナーススケジューリング
看護師の不足とロボット技術の進歩により、人とロボットが協調して看護を行う時代が来るでしょう。看護の緊急性や患者とロボットの相性を考慮したシミュレーションと患者の満足度(例:ある患者はトイレ介助はロボットがよい)を最大化する新しいスケジュールシステムを開発しています。

2.ショッピングモールの売り上げを最大にする店舗レイアウト設計
イオンなどの多店舗で構成されるショッピングモールは、店舗のレイアウト(並び順)によって総売上が変わります。人の購買心理と各店舗の特徴を考慮したモデルを用いて、売り上げを最大にする店舗レイアウトの設計手法を開発しています。
研究がどのように未来の世界を変えるか・貢献できるか 1.人とシステムによるシェアードコントロール
シェアードコントロールは自動車の自動運転に代表される技術です。ポイントは、人とシステムが「信頼関係」の上で協調することです。例えば、人のうっかりミスをシステムが自動でカバーすると、人はシステムを信頼します。シェアードコントロールは、設備の複数の不具合の同時発生時に、自動で一部を解消することを任されます。

2. 災害時の最適な人の誘導
災害の発生時は、人はパニックになり、適切な非難ができません。多数の人の年齢・職業・志向を考慮したシミュレーションと最適化技術により、最短時間で最も安全を確保できる動線を得ることができます。これにより、日本で多発する災害時に、最適な人の誘導が可能となります。
メッセージ いまは、第3次AIブームであり、蓄積された多量のデータを学習する深層学習が注目され、必ずしも人を必要としな世界が強調されています。しかし、データの無い世界を予測することはできません。一方、理論は必ずしも現実を表現することはできませんが、データのない世界を予測できます。さらに、人は直観的に自らの経験知を用いて、様々な判断をします。そこで、私は、現状を分析できるデータ・未知を予測できる理論・第六感を持つ人間の判断能力を融合する新しい知的システムを研究しています。これにより、社会の安全確保や、工場や設備の生産性の最大化に貢献したいと考えています。
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